在宅ケアが始まったばかりの頃、お出かけするだけでもハードルが高く感じられることはありませんか?アラームが鳴ったらどうしよう、外で何かあったらどうしよう、と不安になる方も多いと思います。私たちも同じ道を通ってきました。今回は、少しでも参考になればと思い、当時のことを振り返ってみたいと思います。
最初はコンビニまでの往復すら一苦労だった
在宅ケアが始まったばかりの頃は、徒歩5分の距離にあるコンビニに行くことすら大変でした。
私たちの場合は、サチュレーションモニターのアラームが鳴るたびに焦り、吸引を繰り返しながら進んでいたため、結局往復で30分もかかってしまいました。このペースが続くと今後が大変だと、当時は不安に思っていました。
毎日少しずつ外出することを決めた
不安なままにせず、少しずつでも慣れていく必要があると考えました。
当時は夫婦そろって育休を取っていたこともあり、毎日必ず少しだけでも外出しようと決めました。外出には、鼻水・唾液・痰の吸引、おむつ替えを済ませ、バギーに呼吸器・酸素ボンベ・吸引バッグ・予備の物品を積み込む準備が必要です。

お出かけの準備時間の方が、実際に歩いている時間より長いこともありました。
少しずつお出かけできる時間が伸びていった
毎日のお散歩を続けるうちに、外出できる時間は少しずつ伸びていきました。
30分だったものが1時間になり、1時間が2時間になり、最終的には3〜4時間のお出かけもできるようになりました。近所のスーパーから、少し遠いスーパーへとあえて足を延ばしてみるなど、目的地を段階的に広げていったことも、慣れにつながったと感じています。
外出用の人工鼻で気づいたこと
外出時の呼吸器まわりの機材選びにも、実際に使ってみて分かったことがあります。
在宅時は加温加湿器を使っていますが、外出時は電源が不要な人工鼻を使っています。私たちの場合は、人工鼻の方が空気抵抗があるためか、サチュレーションが下がりやすい傾向があるように感じました。アラームが鳴ったときに人工鼻を外してみると、サチュレーションが回復して落ち着くこともありました。さくらが人工鼻に慣れるまで時間が必要だっただけかもしれませんが、このことから人工鼻には個体差があるかもしれないと感じています。あくまで私たちの経験からの実感で、医学的な検証はしていません。気になる症状がある場合は、主治医や訪問看護師に相談してみてください。
それ以来、お出かけの際は必ず予備の人工鼻を持っていくようにしています。
これからお出かけにチャレンジしたいと考えているパパ・ママには、人工鼻に個体差があるかもしれないことを踏まえて、予備を必ず持っていくことをおすすめします。少しずつで大丈夫です。今日の一歩が、次のお出かけにつながっていきます。

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